退職代行の「退職成功率100%」には二通りある

退職代行「退職サポート」公式サイトの管理人です。

退職代行選びでみなさんが気にする「退職成功率100%」という言葉。

今回はこの「退職成功率100%」について触れてみたいと思います。

退職代行を利用して辞めようと決めたら、まず第一関門になるのが「退職代行の業者選び」です。

みなさんが「どの業者にするか？」で決め手にするポイントの一つが「退職成功率100%」という言葉です。

「そっか、退職成功率が100%ってきっとスゴいんだろなぁ」と感じるかもしれませんが、実はそんなにスゴくないかもしれません。

まずはそんな話から見ていきます。

退職代行は「退職成功率100%」が当たり前

日本はとても労働者に対して手厚い国の一つです。

基本的に「辞めたい」と言う人を無理やり働かせることはできないよう法律で守られています。

雇用契約の期間が決められている契約社員は原則、期間満了まで働く必要がありますが、正社員・パート社員・アルバイトといった契約の期間を定めのない雇用形態の場合は、従業員側が「辞めたい」と言えば、会社側はこれを拒むことはできません。

法律でそう決まっているので、会社は諦めるしかないわけです。

で、話を「退職成功率100%」に戻すと、労働組合もしくは弁護士が運営する適法な退職代行であれば、正社員・パート社員・アルバイトだけを対象にして、会社と揉めなさそうな方だけをお引き受けしていけば、退職成功率は自ずと100%になるはずです。

こういった場合での「退職成功率100%」は当たり前ですし、まったく誇れない数字かと思います。

本当にスゴい「退職成功率100%」もある

では「退職成功率100%」と書いている退職代行業者は全部大したことはないか、というと、そうでもありません。

揉めそうにない正社員・パート社員・アルバイトだけを選別するのではなく、契約社員も含めて「難しい退職」にも挑戦した結果の「退職成功率100%」は本当にスゴいですし、素晴らしいと思います。

こういった場合は、様々なケースに合わせて、勝算のある退職戦術を考えて実行していかないと「退職成功率100%」にはなりません。

そのためには依頼者からの細かなヒアリングも必要ですし、お互いの信頼関係も重要です。そして実行するにあたっては、会社へ連絡するオペレーターの知識・スキルも必要になってくるでしょう。

まさに退職代行の総合力を問われることになります。

このように「退職成功率100%」といっても二通りの場合がありますが、

退職代行は何らかの理由があって会社を辞めれない方の “駆け込み寺” 。

私たち退職サポートは、「退職成功率100%」になるようお客様を選別するのではなく、お客様と二人三脚で歩いた結果としての「退職成功率100%」でありたいと思います。